不動産を運営するための費用について

不動産は持っているだけで費用が掛かる資産であり、商品です。

収益用不動産として価値を判断するには、運営ためにどのような費用がかかるのでしょうか。

そもそも不動産の費用項目が分からないよ・・・

それでは、どんな費用があるか見てみよう

不動産の運営にかかる費用はざっくりいうと3項目に分類されます

  • 建物の管理にかかわるランニングコスト
  • 税金などの固定費用
  • 建物の修繕に関する費用
建物の管理に関わるランニングコストは以下のようなものです。
目次

維持管理費(BM Fee)

維持管理費とは、不動産物件などの維持管理に必要な費用のことを指します。具体的には、共用部分の清掃や修繕、管理人の給与、保険料などが含まれます。BM Feeとは、Building Maintenance Feeの略

水道光熱費

住宅や建物などで使用される水道、電気、ガスなどの公共料金を指します。水道は、水道管を通じて家庭や建物に水を供給するために必要な費用を指し、光熱費は、電気やガスなどのエネルギーを利用するために必要な費用を指します。これらの費用は、一般的に月々の使用量に応じて請求されます。

プロパティマネジメントフィー(PM Fee)

物件の管理を行うプロパティマネジメント会社に支払われる手数料である「プロパティマネジメントフィー(PM Fee)」を指しています。プロパティマネジメント会社は、賃貸物件の入居者募集や契約管理、修繕やメンテナンスなどの物件管理業務を行い、その対価としてオーナーからPM Feeが支払われます。

税金などの固定費用は以下のようなものです

公租公課(土地・建物・償却資産税)

公租公課とは、土地、建物、償却資産に対する税金のことを指します。具体的には、土地の固定資産税、建物の都市計画税、償却資産の固定資産税が含まれます。これらの税金は、不動産所有者が所有する不動産に対して支払われます。

損害保険料

保険会社が提供する損害保険の保険料を指します。損害保険は、自動車保険、火災保険、地震保険などのように、予期しない損害に対して補償する保険のことを指します。保険料は、保険契約者が保険会社に支払う保険料金のことで、保険金請求時に支払われる補償金額によって決定されます。

建物の修繕に関する費用は以下のようなものです。

建物の小規模な修繕費用

建物の修繕とは、建物の損傷や劣化を修理することを指します。小規模な修繕費用とは、比較的小さな範囲の修繕にかかる費用を指します。建物の修繕費用は、定期的なメンテナンスが必要であり、建物の寿命を延ばすために重要です。

建物の大規模修繕工事に関する費用

大規模修繕工事とは、建物の老朽化や劣化によって必要とされる大規模な修繕や改修工事のことを指します。具体的には、屋根や外壁の補修や塗装、配管や電気設備の更新、防水工事、耐震補強などが含まれます。これらの工事は、建物の安全性や耐久性を確保するために必要なものであり、定期的に実施することが望ましいとされています。費用には、工事費用や設計費用、監理費用、施工管理費用などが含まれます。

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この記事を書いた人

不動産鑑定士、宅地建物取引士、フィナンシャルプランナーです。
不動産に関するお役立ち情報を発信しています。

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